MOTU M4 レビュー その2

 異様に忙しくて、blogも放置状態だったのですが、なんとか落ち着いたので続きを。しかも、その1では変なところで終わっていたので、少々申し訳なかったです。

 さて、TASCAM US-2×2 と同じ問題が出たと書きましたが、件の現象は Windows の設定において再生テスト冒頭で『プチ』っとノイズが入るというものでした。しかし M4 では、周波数とビット深度を変更した直後のみとバッファを過度に削った場合に出るようなので、通常は問題にならならないと言えます。とは言え、Windows 標準のドライバで PCM2704 搭載の USB-DAC を鳴らす場合、周波数やビット深度を変えた直後でも問題ないので、M4 に全く問題がない訳ではないのですが、先の設定をころころ変えることはないので実用上問題にはならないという感じです。もしかしたら、PC によっては全く問題が出ない可能性もあります。

 まだテストしていませんが、昨年暮れと今年になってすぐにドライバ(Windowsは90087)とファームウェア(2.02)がアップデートされたので、この辺も今は変わっているかもしれません。ただ、このファームウェアは適用できない個体があるとの話もあって、その原因は M2/M4 の中身が変わっているせいという噂も。事実、DAC チップが ES9016 から ES9026 に変更されていたのは確認されていて、その他にも液晶が有機 EL に変わったとか、USB インターフェイスのチップが XMOS から NXP 変わった問いう話も出ています。うちの個体は最新ファームにアップデートできましたが、従来からの液晶ですし、DAC や USB インターフェイスもバラしてないのでどれかは不明です。なので、先の変化がセットで起きたとは限らないようです。つまり、ファームウェアのアップデートは、やってみないと判らないということのようです:-(

※ あぁ、また変なところで終わってしまった…orz

Author: wing