これまでは再生ソフトに foobar2000 を使っていたのですが、MOTU M4 で使うと ASIO の制御が怪しいのが気になりだしました。例えば CD からリッピングした FLAC 等の 44100Hz の曲を再生したあとでハイレゾの曲を再生すると、大抵ピッチや音程がおかしくなります。一旦停止して再生しなおせば直るのですが、どうにも不毛です。そこで新しいプレイヤーを探したわけです。
ちょっとウォッチしていなかったらすっかり浦島太郎状態で、ググってググって頭の中がグルグル回りながらいくつか試用し、最終的に決定したのが TuneBrowser (https://tunebrowser.tikisoft.net/)でした。
DLNA 等のネットワークには対応していないのですが、この辺はソースをネットワークドライブに割り当てているので問題なしでした(5/8追記 DLNA には対応していませんが、音楽ファイルのフォルダに NAS 等の \\huga\hoge を指定することは可能です)。それよりも foobar2000 で問題だった ASIO の制御は問題ないし、同じく foobar2000 で不満だったスペアナの周波数下限がパッチ(設定ファイル)で変更できたり、現在の再生ステータス(デバイスのビット幅や ASIO のバッファサイズ等)が確認できる等かなり満足が行くものでした。使う使わないは別として、ワンタッチでビットパーフェクトが可能になる点も、音質を追求する人には嬉しい点でしょうね。音質的には同じ FLAC で聴いても若干派手に聞こえるのが謎でしたが、許容範囲でしょう。
不満は、グラフィックイコライザもなく VST プラグインで補完することもできない点でしたが、この辺は作者さんのポリシーみたいですね。グラフィックイコライザが使いたい時は、大抵聴き込む時ではないので、ASIO でなく通常の Windows への出力に回し、そちらで Equalizer APO を通すことで逃げました。あと WASAPI に出力すると操作に対するタイムラグが大きいのが気になりましたが、ASIO での使用が中心なので問題にはならないと判断しました。
また、CD のリッピングも可能なので、いちいち EAC を立ち上げる必要がないのも楽になった点でした。後から簡単に CD のジャケットイメージを設定できるのも便利で、色々とこれまでの懸案事項まで解消できました。なんか堕落しそうだなぁ、と思いつつも便利なものに人間は勝てませんね。
あとはボチボチというか、忘れないうちに MOTU M4 のレビューを書かないとなぁ…