TASCAM US-2x2HR レビュー その1

 スピーカが良くなると、ソース側が気になるのは当然ですし、仕事での音入れも品質に不満があったので、USBオーディオアダプタをUSBオーディオインターフェイスにリプレイスすることにしました。物色すると、2chのIN/OUTがある機種が2万円前後で購入可能でした。性格的に実測スペックが気になってしまうので、RMAA(https://audio.rightmark.org/products/rmaa.shtml)で結果の良いものを探しました。AV Watchに連載の“藤本健のDigital Audio Laboratory”にはRMAAの計測結果が豊富にあるので、それを参考にしました。

TASCAM US-2x2HR

 一番気に入ったMOTU M2は在庫が皆無で、あってもプレミアがついている状況でした。待ってもすぐに入荷すればよいのですが、4~6ヵ月待ちだったので断念。ついで人気のSteinberg UR22CのRMAAを見ると、どうも波形的に美しくありません。スピーカがYAMAHAなので、傘下のSteinbergは相性が良いと思っていただけに残念。ROLAND Rubix22は波形はきれいなものの少々古いのでパス。そんな中、目についたのがTASCAM US-2x2HRでした。昨年暮れに発売された新製品で、まだRMAAの計測結果はありませんでした。しかし、同社のSeries 102iや前機種となるUS-2×2の計測結果は悪くなく、US-2x2HRはスペック的にSeries 102iに近づいているようなので、恐らくUS-2×2を下回る可能性は低いだろうということで、US-2x2HRに決定し発注しました。

 YAMAHA MSP3Aと接続するため、別途XLR-TRSのケーブルを手配しましたが、先行して発注していたため、US-2x2HRが届いた日にケーブルも届きました。

 ドライバを前もってインストールしておいたので、XLR-TRSとUSBケーブルを接続するだけでサクっと認識し、まずは適当に流しながら音量を調整します。なにしろ通常のWindows経由の音出しなら、MSP3A、US-2x2HR、PCと三つボリュームがあるので、ちょっと面倒です。ボリュームも決定し少し聴きこんでみると、高音がちょっと強い(硬い)ものの、低音は締まっていて悪くありません(そもそもUSBオーディオアダプタと比較するのは失礼ですが)。

US-2x2HRのスピーカーのプロパティ

 次に、出力をハイレゾ設定することにしました。スピーカを考えても44.1KHz出れば十分なのですが、96KHzまで出しておいた方が可聴域がよりフラットになることが期待できるからです。しかし設定後、曲の聴き始めやトラックをシークした後に、『プチっ』と小さいポップノイズのようなものが出ます。foobar2000と相性が悪いのかとも思ったのですが、スピーカーのプロパティからテストを再生しても、ノイズが出ます。さらに調べていくと、出力が44.1KHz以外では全てノイズが出ます。LINEOUTでもPHONES出力でもノイズが出ます。ということは、ファームウェア、Windowsドライバ、US-2x2HR本体に異常がある可能性が高いわけです。おまけにTASCAM製のASIO出力にすると、場合によっては44.1KHzでもノイズが出ることがあります。これはメーカに聞くのが手っ取り早いと、現在問い合わせ中です。

 その後、自作PCでは責任を転嫁される可能性があったので、ノートPCでもノイズが乗ることを確認しました。それにしてもアナログ回路周りの初期不良なら44.1KHzでもノイズは出るでしょうし、ファームウェアやドライバの不具合なら、あまりにお粗末ですし、初のUSBオーディオインターフェイスだったので、少々がっかりという感じです。

Author: wing

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