TEPCOのセールスに注意

 TEPCOの極めて紛らわしいセールスに引っ掛かったので、失敗談として記しておきます。

 ことの始まりは、TEPCO社員の来訪でした。社員証で確認したので、プロパーか子会社の社員であることは間違いなかったので、そこで油断してしまったのが第一の失敗と言えます。

 この社員は「東京ガスの検針をTEPCOで電気と同時に行うようお願いしている」と切り出してきました。そう、セールスでなく、お願いと切り出してきたのです。続けて「検針を同時に行うと、ガス代が少し安くなります。料金もTEPCOから引き落とされます」と言います。成る程、検針・出納業務をTEPCOに委託することで、その分人件費等を節約し、ディスカウントを行うのだろうと思いました。この思い込みが第二の失敗でした。

 特に悪いことは無いかな、と少し考えていると「特に縛りなどはありませんし、他社への乗り換えについて干渉するものではありません」と更に言います。なんで縛りが出てくるのだろう? 勘違いする人への対応かと思い、あまり気に留めませんでした。まぁ、良いでしょうと書類を書いた後、訪問した社員が上司と電話で納得した旨を確認して欲しいとのことで、面倒な世の中になったものだと思いつつも、対応しました。

 その後、最後に「何か問題があればクーリングオフで、元の状態の戻せますので」と言ってきましたが、これも特に気に留めまず、これが第三の失敗でした。そもそも、単に検針の委託であれば、クーリングオフなどある訳は無いでしょう。これが去年の暮だったと思います。

 その後特に問題なかったのですが、3月末になってもでんき家計簿更新のメールが来ないし、でんき家計簿を見に行っても更新されていませんでした。おかしいのでメールで問合せをしたところ「プラン変更が行われており、今後はくらしTEPCOで参照できます」と回答が来ました。はて? プラン変更した記憶なんて無いしおかしいなと思いつつ、先週TEPCOから封筒が届いていたのを思い出しました。開封してみると、電気とガスとそれらをまとめた明細が入っていました。そこには東京ガスの文字等無く、やっとはめられたことに気付きました。実は検針の統合でなく、単にTEPCOの電気・ガス販売プランへの移行だったわけです。プラン変更のセールスならそう言えば良いものを、検針の委託という嘘は頂けません。特に損をしたわけではないので詐欺とまでは言いませんが、くらしTEPCOでは過去の電気使用量が判らなくなったので、でんき家計簿よりグレードダウンしており、サービスとしては低下しています(更にいうなら、でんき家計簿にあったメールの問い合わせ窓口もありません。頭の悪いAIチャットだけです)。また、封書で明細が送られてきたということは、110円手数料を請求され新たにコストが発生する可能性があります。現在確認していますが、封書による明細を請求した記憶は無いので、もし勝手に送り付けているとしたら悪質です。

 このように私の間抜けさを差し引いたとしても、TEPCOのセールスは、かなり悪質と言えるでしょう。もしTEPCOを名乗る社員が訪れても、必要な書類を受け取るだけにして、決して即断しないほうが良いと思います。考えるに、現在のTEPCO(グループ)は信頼できる企業ではありません。私は頭にきたので、ガソリンで使っているeneosに電気もガスも移そうと考えています。

追記:とくとくガスプラン/とくとくガスAPプランについての説明は無かったので、最初から騙す気だったのでしょう。これらのプランは昨年10月からあったので、これらを説明するとプラン変更とばれるのを嫌ったのでしょう。本当に悪質です。

Author: wing