オリンパス、E-M1 mark III等の新製品

まずはE-M1 mark III

 はっきり言ってマイナーチェンジでしたね。E-M1 mark II Hardware Version 2.0という感じ? E-M5 mark IIIがE-M1 mark IIをデチューンしたような感じでしたが、今度はマイナーチェンジと言ったところ。E-M5 mark IIIとの価格差も小さい。ボディそのものがほとんど変わらないのは、水中ハウジング等を考えると悪いことではありません。むしろ、E-M5 mark IIIのようにアルカスイス互換を切り捨てるよりは、余程良いと言えます。しかし、如何せん中身の進歩は悲しいものがあります。どうしても手持ちハイレゾが必要でないのなら、値崩れしたE-M1 mark IIを買うのが賢いかもしれませんね。

つづいてM.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO

 つぎに、同時発売となった M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO も今一つパッとしません。主な違いは以下のようになりますが、そこそこ軽くなってはいるものの、大きさはそれほど変わりません。ISは搭載していませんから、軽くなった分は解放F値が一段落ちることで相殺されてしまいます。最大撮影倍率も同等とはいきません。35mm換算で0.1倍しか違わないものの、マクロ域での0.1倍はかなり大きいのも確かです。

 このように総合的にみると、あまり価値があるレンズには見えません。せめて、12-60mm程度のレンジがあれば、75-300mmとの繋がりが良くなって、存在価値がある製品になったと思うのですが。

12-45 PRO F412-40 PRO F2.8
サイズØ63.4 × 70.0mmØ69.9×84mm
重量254g382g
最大撮影倍率0.25(0.5)倍0.3(0.6)倍

これらのように、どうも最近のオリンパスの商品企画には、疑問を持たざるを得ません。

Author: wing