そろそろ車を入れ替える時期が来ているので色々と情報収集をしているのですが、時々引っかかるのが納車されたが安定しない挙動を示すというもの。今どき、そういう車は滅多にありません。特に高速道路で安定しないというものが目立つ気がしますが、これには思い当たる節があります。
皆さんは納車されたあと、タイヤの空気圧はチェックしていますか? 恐らく納車されたてなのだから、そんなの気にする必要はないと思っているのではないでしょうか? 実は、ここに落とし穴があります。もちろん納車前に空気圧は調整してくれるのですが、空気圧に無頓着なオーナーも多いため、多少放置しても良いように大抵の場合既定値よりもかなり高くしてあることが多いのです。一般道を走るくらいならちょっと乗り心地が硬いかな?とかハンドルがやたらと軽いな位で済むかもしれませんが、高速道路を走ると安定せずに怖いと感じるかもしれません。空気圧が高すぎればタイヤのグリップ(路面との摩擦)は低下しますから、ハンドルが軽るすぎる、横風で想像以上に流される、車がポンポン跳ねるといった現象がでやすいわけです。
ですから、納車されたら大抵はガソリンを満タンにしに行くと思いますから、ついでにタイヤの空気圧を見ておくのがお勧めです。実際に叔母の車では規定よりも 100kPa 高いなんてこともありましたから、一度既定値にきっちりあわせ、その後で好みの空気圧に微調整すると良いと思います。あくまで『微』調整なので、実際の調整代は ±30kPa 程度でしょう。いきなり大きく変えず、10kPa 単位で調整すると安全です。ちなみに空気圧の既定値は、取扱説明書や車両の運転席ドアストライカー付近に記載されたシールが貼ってあります。車の安全性にも直結するのがタイヤの空気圧なので、何かあればこのことを思い出してみてください。